うつ病
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うつ病とは
- 「特にストレスになることもないはずなのに、元気がなく、なんとなく気分が落ち込む」
- 「寝つきが悪くなり、夜途中で目が覚めて、なかなか寝付けず、朝になってしまう」
- 「自分は何もできず、生きている価値がないと思ってしまい、死んだ方がましだと思う」
- 「仕事でミスが多く、頑張らないといけないのに、もう頑張れない、涙が出てくる」
うつ病の症状
こころの症状
気分が落ち込む、不安が強くなる、イライラが強くなる、怒りっぽくなる、集中できない、ミスが多い、直前に言われたことを覚えていない、ボーとしてしまう、いままで楽しめたことが楽しめない、眠れない、やる気がでない、死にたい、など
からだの症状
疲れが取れない、一日中だるくて横になっている、ドキドキする、胸が苦しい、気持ち悪い、吐き気、頭が痛い、お腹が痛い、めまいがする、手足が震える、食欲がない、など
行動の異常
過食してしまう、アルコールを多く飲んでしまう、タバコの量が増える、違法薬物に手を出してしまう、など
うつ病と双極性感情障害(躁うつ病)の違い
うつ病
うつ病は、仕事のない日も毎日ほとんど1日中、気分が落ち込んでいたり、むなしさを感じていたり、楽しめない、興味がわかない期間が2週間以上継続していることが多いです。
また何の原因も見当たらなく、抑うつ症状が継続している場合もあります。
双極性感情障害
うつ状態のときだけ見れば、双極性感情障害とうつ病は区別がつかないときがあります。双極性感情障害はうつ状態でないときに、次のような躁エピソードを伴っていることが多いです。「あまり眠らなくても、妙に元気で、予定をいっぱい入れて、とても活動的で、何でもできるような絶好調状態」が4日以上連続する場合があります。その際、ふだん買わないものを、勢いで買ってしまって、あとで後悔することがあります。また、異性に対する関心が強くなり、大胆な行動を行ってしまい、後で「なぜあんなことを」と後悔するときがあります。また、ちょっとしたことで切れやすくなり、怒りっぽくなるときがあります。
うつ病と双極性感情障害のお薬は違うので、鑑別がとても重要です。
うつ病の治療
うつ病になると、活力がかなり低下するため、無理のない生活をおくり、十分な休息をとる必要があります。
うつ病の方は、ひとつの事柄を過剰にネガティブにとらえる傾向があります。「コップに半分水がある」状態をうつ病の方はほとんど「コップに半分しか水がない」ととらえます。いわゆる「認知のゆがみ」が見られます。このネガティブな自動思考を認知行動療法などで矯正することで、よりバランスの取れた認知にいたる訓練をします。
またうつ病の方は、意識が「過去」、「未来」の方向に向かいがちで、現在がおろそかになっている場合があります。したがって、ネガティブなことばかり考えて、行動がおろそかになっているときがあります。運動をほとんどしていない方が意外と多いです。
朝の散歩、適度な運動を徐々に習慣化することで、意識を現在に戻し、またセロトニンを活性化させることで、思考が前向きになります。
また呼吸など自身の現在の「いま、ここ」の身体活動に意識を集中することで、過去未来への意識を断ち切り、こころの平安を保つマインドフルネスも有効です。
「何とかなる」「ありのまま」「ちょっとやってみよう」という気持ちが習慣化すると、症状が改善していきます。
うつ病が重度になってくると、「消えたい気持ち」がとても強くなってきて、さらに「死にたい気持ち」がかなりちらつくようになり、どうやったら死ねるか考えることがあります。また、一日中元気がなく、ほとんど横になって家に引きこもりがちになります。この状態になると運動をする気力が全くわかなくなり、思考力が低下し、話すのがつらく、また人の話も頭に入ってきません。十分な休息をとる必要があります。この状態の場合、セロトニン系のお薬による治療法がとても重要になります。
- 院長
- 高坂満
- スタッフ
- 13名(医師、公認心理師、看護師他)
- 標榜科
- 心療内科、精神科
- 住所
- 〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-10
シンテイ大宮ビル6階 - 電話
- 048-729-6365
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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14:30 〜 20:00 (最終受付19:30) |
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▲...日曜日・祝日の午後は、14:00〜18:00(最終受付17:30)
水曜日は臨時休診
休診日:年末年始、GW、夏季休暇など