思春期のこころの不調
- TOP
- 思春期のこころの不調
思春期のこころの不調とは
- 「朝起きられず学校に行けない」
- 「学校に行こうとすると、おなかが痛くなる」
- 「家庭環境が複雑で、自分なんかいない方がいいと思う」
- 「気分が落ち込み、涙が止まらず、どうしていいかわからず、なんとなく自傷行為、過量服薬をして現実からのがれようとする」
- 「どうせ自分なんか生きていても意味がなく、この世から消えたい」
- 「いつもお母さんの言動が気になり、お母さんから嫌われたくないために無理をしてしまう」
発達過程にあるこの中学生、高校生の時期は、すべてのことに対して感受性が豊かで、その反面こころとからだの不調が生ずることがあります。学校に行けない、朝になると腹痛、頭痛がある、抑うつ気分、強い不安感、倦怠感、自傷行為、過食嘔吐などの症状が出ることがあります。当院では中学生以上を対象としています。
思春期のこころの不調の症状
こころの症状
気分が落ち込む、不安が続く、イライラが続く、怒りっぽくなる、突然涙ぐんでしまう、集中できない、ボーとしてしまう、楽しめない、眠れない、やる気がでない、自己評価が低い、自信がない、孤独感が強い、など
からだの症状
疲れが取れない、ドキドキする、胸が苦しい、気持ち悪い、吐き気、頭が痛い、お腹が痛い、めまいがする、手足が震える、食欲がない、寝汗がひどい、など
行動の異常
リストカットなどの自傷行為をする、過量服薬する、過食して自己誘発嘔吐してしまう、太るのが嫌で少食拒食になる、違法薬物に手を出してしまう、引きこもってしまう、など
思春期のこころの不調の治療
思春期の頃は自分言いたいことがなかなか端的に言えないため、じっくり時間をかけて診察し、幼少期からの生い立ち、家族環境、学校環境を聞いて信頼を築く必要があります。
カウンセリングでは、信頼関係を築いてから、こころとこころの対話を行い、焦らずじっくりと安すらぎの雰囲気の中で、事情を共有し、深く共感し、決して一人ではなく、いろいろな大人、専門家がサポートしてくれるという安心感を持ってもらうことが必要です。
家族に心配をかけないため一人で受診している場合は、当事者の方の承諾を得て、家族とこころの不調を共有する必要があります。そこで、初めてこどもが「こんなに悩んでいたのか」と愕然とされる親御さんもいらっしゃいます。
また、朝の散歩などの運動療法、規則正しい生活習慣の確立が重要です。
お薬を使う場合は、漢方をはじめとしたマイルドなお薬が中心となります。うつ病、統合失調症などの場合は、お薬を処方することもあります。
- 院長
- 高坂満
- スタッフ
- 13名(医師、公認心理師、看護師他)
- 標榜科
- 心療内科、精神科
- 住所
- 〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-10
シンテイ大宮ビル6階 - 電話
- 048-729-6365
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00 〜 13:00 | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● |
14:30 〜 20:00 (最終受付19:30) |
● | ● | - | ● | ● | ● | ▲ |
▲...日曜日・祝日の午後は、14:00〜18:00(最終受付17:30)
水曜日は臨時休診
休診日:年末年始、GW、夏季休暇など